長雨の中

キャンプ場に参上した香港スター ダイスケさん
彼は香港人ではなく、日本人ですが。

昨日までのキャンプが終わり、「休もうかな?でも仕事は一杯あるな。どうしようかな?」と祈りと黙想と叫びと甘えのごちゃ混ぜの中で悶々としていました。
「そうだ!!彼に電話しようかな!!」と思っていたら、その彼から電話がありました。
その彼こそこの方、ヤングライフスタッフダイスケさん。
 ヤングライフはhi-b.a.と同じで、アメリカの高校生のための伝道団体です。日本においては高校生から大学生にシフトして、大学生伝道をしています。拠点は神戸と千葉です。
 ダイスケさんとは、去年私がヤングライフのサンクスギビングパーティに参加して出会いました。そのパーティには多くの学生が参加していました。皆が目を輝かせて、見知らぬ私をウェルカムしてくれました。聞いたところ、彼らは聖書を読み始めたばかりの信仰者ホヤホヤでした。私がとても嬉しく感銘したのは、学生たちが新しい参加者を受け入れている姿でした。とても自然で構えず、積極的な姿勢に感動しました。私は「彼らはイエス様が大好きなんだな。」と思いました。
 それからダイスケさんとは教会やhi-b.a.キャンプ場でのホットドックパーティで会いました。ダイスケさんと私は、同じく青年宣教団体に属する者として、同じパッションを感じました。
 その彼が台風被害にあるキャンプ場のことを聞きつけてからは、何度も何度も掃除片付けのために駆けつけてくださいました。実は私から彼に「来てください。」と言ったことは一度もありません。ダイスケさんは自ら率先して、奉仕をしてくださいました。そして今日も来てくださったのです。
 ダイスケさんのおかげで、雑草が綺麗に刈り取られて美しい緑になりました。
 私はというと、彼にとてもとても励まされて、以前からしたかった草刈りを思う存分したのでした。

本館の修理が進んでいます。
18日の日本アライアンスミッションファミリーキャンプまでに間に合うように、祈ってください。

5升釜が届きました!!

キャンプ場の釜はこのとおり、OBキャンプで使用したら、焦げてしまい使えないことがわかりました。
この状況を知ったOBとお母様が新しい炊飯器を捧げてくださったのです。

本当に感謝します。
これで100名超えのキャンプリトリートに備えることができます。
何だか100名超えの催しがこれから増えるかもしれません。そんな気がします。
神様が整えてくださっているからです。


さて、明日はキャンプ場の巨木を伐採します。
hi-b.a.キャンプ場の歴史に寄り添い佇んでいた杉たちが伐採されるのです。


杉はキャンプ場のシンボルであり、いつもそこにいました。
美しく、力強く、太陽の陽射しを遮り、海風を迎え、何よりも高校生たちやキャンパーを歓迎していました。
台風の強風にはしっかりと立ち向かい、小鳥たちは腕のような太い枝で憩いさえずり、人間もまた木陰で憩いました。


その木が無くなるのです。
それは台風9号以前から傾きが酷くなり、9号の豪風によって更に傾いたからです。
根元は盛り上がり、木の亀裂は更に大きくなりました。
次の巨大台風が来た時、かなりの確率で倒れることが予測されます。
もし何百キロある枝が人に当たったら、また近くにある電線そして本館や管理棟を壊したらと想像すると、キャンプシーズンが終わった今「伐採」という決断となりました。
hi-b.a.キャンプ場と共に歩んできた杉ですから、「思い出」や愛着、無くなった時の寂しさが募りますが、いつか必ず倒れるリスクを考える時に、そのリスク危険性をできるだけ取り除く判断をしたことを了承いただければ幸いです。


以下はその杉と撮った写真をあげます。