ある九州男児の話

スタッフ・ミーティングがありました。私はSkypeでの参加でした。
OBの右近さんを囲んでSkype越しに撮りました。
右近さん、そしてhi-b.a.スタッフの皆様。最高の笑顔を感謝します。


どのようにすれば日本全国の高校生たちに福音を届けるかをアツく熱く語りました。
高校生世代の約3年間に福音を伝え、成長に関わるのは「針の穴に糸を通す」ようなものです。
その奇跡の業を日本全国で行うことを、笑顔の彼らは神様からの使命と信じ、真剣に挑んでいるのです。


ブログを御覧の皆様。どうか、この超がつく難問に「共に」関わってください。
そして、あなたの目で神の業を御覧ください。


午後はある方を訪問しました。


私の顔を見るなり彼は「人生最期の時を迎えています。」と言われました。
彼は末期がん患者です。
望みを失ってもおかしくはない中で、死を受け止め、静かに過ごしていました。
身体は弱っていくなかで、彼の霊が研ぎ澄まされ、強みを増しているようでした。
その目は力強く、最期の灯火を輝かせる蝋燭の炎そのもののようでした。


私は「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させ、いこいのほとりに伴われます。」と詩篇を詠み、祈りました。
彼は「ありがとう。ありがとう。」と涙を流しました。


そして帰り際、「あんたハングリーじゃないかね。」と言いました。
私は「この通り肥えてきたので、大丈夫。」と答えました。私の事を気遣ってくれるのです。
福岡の男は、今日も優しくユーモアに溢れ、そして強かったのです。


素直な信仰を持つ彼が、喜びと平安に満たされて、残りの時を走りきれるように祈ってください。